事実だということは認識しています。

とこういう複雑な関係が分かったのは2~3度見てからです。
だから、“じっくり見れば分かる映画”なのかもしれませんが、僕は初回の途中で本当は飽きていました。
ところで一方、僕はよく“分かりやすさを狙って簡略化する”ことで“事実が歪められ観客に嘘をつくことになる”と非難してきました。
このバランスが問題だと思うわけです。
僕は「太陽に灼かれて」を理解するために、ロシア史という本を1917年の革命あたりから第二次大戦開戦まで読みました。
それ以前にもいくつかの映画で、革命前後のロシアというものは知っています。スターリンの粛清についても、事実だということは認識しています。